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ECO関連プレスリリース

「石川県白山自然保護センター研究報告」(第44集)の発行について(白山自然保護センター)

掲載日:2018年 04月 17日/提供:JPubb



「石川県白山自然保護センター研究報告」
(第 44 集)の発行について

1 趣旨
石川県白山自然保護センターでは、白山地域の自然環境の保護・管理を推進するた
め、白山の自然と人文に関する基礎的な調査研究と自然保護のための応用的な調査研究を行っています。これらの研究成果を「石川県白山自然保護センター研究報告」としてまとめ、年に1回発行しています。

2 執筆・編集
調査、執筆は、当センター職員をはじめ当センターが調査を委託している白山自然
保護調査研究会のメンバーが行い、編集は当センターが行っています。

3 規格 A4判 56 ページ(白黒)

4 印刷部数 450 部

5 主な配布先
国・都道府県・市町村等の関係行政機関、図書館、博物館、大学などへ配布してい
ます。また、インターネット上でも PDF ファイルを公開します。

6 内容 (1)白山火山における
1.9〜
2.4cal kBP のマグマ噴火 ‐岐阜県大倉山周辺にみられるテフ
ラ層からの知見‐ 酒寄淳史・奥野 充・田島靖久・守屋以智雄
(2)歴史史料から見た白山千蛇ヶ池雪渓 小川弘司 (3)白山公園線(石川県)における 2017 年のセイタカアワダチソウ(Solidago altissima)
の分布と除去
平松新一・八神徳彦・内藤恭子・野上達也・宮腰政男・西田睦男・池内 裕
(4)石川県内の野生ニホンザルの個体群動態について 滝澤 均・伊沢紘生・志鷹敬三 (5)石川県のブナ科樹木 3 種の結実予測とツキノワグマの出没状況,2017
八神徳彦・野上達也・伊丹えつ子・小谷二郎・野崎英吉
(6)自動撮影カメラによるニホンカモシカの生息状況の把握
近藤 崇・小谷直樹・内藤恭子・野崎亮次
(7)ブナオ山観察舎における大中型哺乳類の観察記録
小谷直樹・谷野一道・南出 洋・甲部芳彦
(8)中宮展示館周辺における動物の記録 平松新一・南出 洋・安田雅美

資 料 提 供

平成30 年 4 月 13 日
白山自然保護センター

担当者 八神 徳彦

直 通
076-255-5321



別紙
(1)白山火山における
1.9〜
2.4cal kBP のマグマ噴火 ‐岐阜県大倉山周辺にみられるテフ
ラ層からの知見‐
酒寄淳史・奥野 充・田島靖久・守屋以智雄
白山東方の大倉山周辺に分布する3層の降下テフラ(下位より、南竜火山灰、Hm-11、および大倉山降下スコリア(新称)
)について、噴出年代と岩石の調査研究を行った。南竜火
山灰の噴出年代は約 2400 cal BP であり、その本質物質であるスコリアは、同じ噴火の産物と考えられてきた白水滝溶岩より苦鉄質な性質を示す。これらのことから、南竜火山灰は、白水滝溶岩(約 2200 cal BP)に先立つ噴火によってもたらされたと考えられる。Hm-11は、安山岩質の火山礫や火山灰からなる降下テフラである。噴出物の特徴とその岩石学的性質は、御前峰上部溶岩あるいは剣ヶ峰溶岩の活動に伴う爆発的噴火によって Hm-11 が形成されたことを示唆する。大倉山降下スコリアは、約 1900 cal BP の噴出年代を示す。斜長石斑晶に極めて乏しく、かんらん石斑晶に富むなど、白山火山噴出物の中では特異な岩石学的性質を有する噴出物である。 (2)歴史史料から見た白山千蛇ヶ池雪渓
小川弘司
千蛇ヶ池雪渓は白山の山稜西側の標高 2,570m付近に位置する多年性雪渓である。白山山頂部に唯一存在する多年性雪渓であり、その動態が過去から現在までどのように変化しているかは地球温暖化等気候変動を知る上でも重要である。白山は信仰の山として古くから登山が行われ、その記録が残っており、本稿では過去の歴史史料から千蛇ヶ池雪渓がどのようにとらえられていたかを調べた。 収集された史料は、江戸期後期・明治期を中心に 38 点に及び、白山山頂部の様子を紹介する際に必ずと言ってよいほど本雪渓についての記録が認められた。その記録を見ると、
「池ノ雪ハ神代ヨリ〆消ルフナク数千歳ヲ経ルカ故ニ千歳ヶ池ト云(『白山全上記』(1830 年)、著者注:池の雪は神代から消えることなく、数千歳を経るがために千歳ヶ池と云う)」と記されて
いるように、古くから本雪渓が白山山頂部で、常に雪が堆積した特別な場所として認知されていたことがわかった。 (3)白山公園線(石川県)における 2017 年のセイタカアワダチソウ(Solidago altissima)
の分布と除去
平松新一・八神徳彦・内藤恭子・野上達也・宮腰政男・西田睦男・池内 裕
白山公園線及び白山公園線から枝分かれする工事用道路、市ノ瀬園地においてセイタカ
アワダチソウの分布調査と除去作業を行った。その結果、分布地点は道路沿い 35 地点、工事用道路 50 地点、市ノ瀬園地2地点の計 87 地点で確認され、工事用道路で分布地点が減少していた。除去作業では
78.54kg のセイタカアワダチソウを除去した。開花茎数は 811本、非開花茎は 4,762 本で、着花率は年々減少傾向にあった。除去作業により白山公園線およびその周辺に生育しているセイタカアワダチソウ集団は小さくなっていることが明らかになった。


(4)石川県内の野生ニホンザルの個体群動態について
滝澤 均・伊沢紘生・志鷹敬三
2016 年 12 月から 2017 年 2 月にかけ、犀川流域及び手取川上流域に生息する群れを中心
にニホンザルの個体群動態を調査した。手取川水系では観察された 12 の群れはおおむね30 頭から 60 頭台で安定した状態で推移していた。2016 年は多くのアカンボウが生まれており、今後の個体数や群れの数の増加が推測される。総個体数は手取川水系の群れで 785頭から 825 頭で、ハナレザル、オスグループを加えると 1,000 頭前後になると推測された。白山地域には、特に冬期間に狭い地域に多くの群れが集中しており、今後群れが増加することにより土地利用の様子や群れ間関係も変わってくると推測され、今後さらに分布域が拡大していくと推測できる。犀川流域では 12 月に1群、1月に2群が観察されたが、これらの関係は不明である。犀川流域では群れの数が少なく手取川水系とは個体群の変動に違いが見られ、この要因を今後明らかにする必要がある。 (5)石川県のブナ科樹木3種の結実予測とクマの出没状況、2017
八神徳彦・野上達也・伊丹えつ子・小谷二郎・野崎英吉
ツキノワグマ出没予測のため、主要な餌となるブナ、ミズナラ、コナラの雄花序落下量と着果度を観測することにより結実予測を行った。調査はクマの多い加賀地方を中心に、各樹種 25 か所程度で行った。その結果、5月〜6月に実施した雄花序落下量調査では、県内全体としてブナは凶作、ミズナラは豊作、コナラは並作と予測された。また、8月に実施した着果度調査では、県全体としてブナは並作、ミズナラは豊作、コナラは並作と予測された。餌となるブナ、ミズナラ、コナラの実が比較的多いため、今年度は秋期に平野部へのクマの大量出没の可能性は低いと予測された。実際、秋期以降のクマの平野部への出没は少なかったが、5月〜7月の出没は多かった。今後、春〜夏に出没するクマの対策も必要となってくる。

(6)自動撮影カメラによるニホンカモシカの生息状況の把握
近藤 崇・小谷直樹・内藤恭子・野崎亮次
石川県ではニホンカモシカは 1955 年頃には奥山の一部にしか生息していなかったが、
徐々に分布を拡大し、2000 年までに加賀地域の低標高地や能登地域の七尾市で確認されるようになった。本研究ではその後 17 年経過した現在のカモシカの生息状況を、哺乳類調査用に設置された自動撮影カメラの結果を利用して検証することを目的とした。8月1日から 10 月 31 日を対象として、80 台の自動撮影カメラでカモシカが 400 回確認された。2000年までに分布が拡大した地域に、現在もカモシカが生息していることが確認できたと同時に、能登地域では撮影頻度や撮影地点割合が低く、また、当年子も確認されず、加賀地域と比較して生息密度がやや低いことが示唆された。カモシカの撮影された時間は特定の時刻に偏ることはなかった。カメラごとに、ニホンジカやイノシシとカモシカの撮影頻度を比較した結果、負の相関はみられず、現状では両者によるカモシカへの負の影響は確認されなかった。


(7)ブナオ山観察舎における大中型哺乳類の観察記録
小谷直樹・谷野一道・南出 洋・甲部芳彦
ブナオ山観察舎において、観察舎職員が 1981 年より大中型哺乳類の観察を行っている。
観察日数の上位5種はカモシカ、ニホンザル、イノシシ、クマ、キツネであった。カモシカの日あたり観察頭数は 1995-96 年をピークに減少傾向がみられ、低標高地への流出が影響したと考えられる。ニホンザルの日あたり観察頭数は横ばいであり、タイコ B2-1 群、2-2群及びカムリ E 群が出現していることが考えられる。イノシシの日あたり観察頭数は2007-08 年から 2014-15 年まで増加傾向がみられている。イノシシは白山麓において 2002年に捕獲されるようになったことから、低密度に分布していた段階から観察対象地域周辺を利用し始めたことが考えられる。ツキノワグマは 2006-07 年より日あたり観察頭数が著しく増加傾向にあり、ブナオ山地域一帯が 2000 年に鳥獣保護区に指定されたことが影響したものと考えられる。キツネの日あたり観察頭数は
0.1 頭/日未満で推移しており、生息密度は著しく小さいことが考えられる。

(8)中宮展示館周辺における動物の記録 平松新一・南出 洋・安田雅美
中宮展示館周辺で 2015 年以降に観察した動物のうち、石川県で観察例の少ない種類の記
録について報告した。爬虫類ではシロマダラがいしかわレッドデータブック<動物編>2009(以後いしかわ RDB と表記)で準絶滅危惧種として記載されているが、中宮展示館周辺では何度か確認されている。両生類ではナガレタゴガエルがいしかわ RDB では準絶滅危惧種にランク付けされているが、2017 年に中宮展示館前の蛇谷川で確認された。昆虫類ではヒメシジミがいしかわ RDB で絶滅危惧U類の種であるが、近年白山麓での確認が多く、中宮展示館でも館前の緑地で記録されている。このように、中宮展示館周辺は貴重な種をはじめとして多様な生物の生息地となっている。

最終更新日:2018年 04月 17日

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